かんにんしてぇ屋

教育と福祉の活動をしていた大学生が卒業し、今度は健康について活動し始めました!

営業マンもいよいよ"働きがい"を求める時代か

どうも!
また遅寝遅起きになりつつある、かんにんです!

昨日、大学でとてもお世話になった先輩と久しぶりに飲みに行きました。しばらくお会いしていなかったので、話もすごく盛り上がり、つい色々聞きまくってしまいました。

かんにん(以下か)「最近お仕事はどうですか?車のディーラーですよね。」

先輩「いやぁ、ヤバいよ。もう会社辞めたいもん。笑」

か「え!?もうですか?!だってまだ1年目ですよね?営業でそんなに嫌になるってことは、飛び込み営業ばっかりとかですか?」

先輩「そんなの当たり前。1日に何十、何百軒も見知らぬ人の家のインターホンを押さないといけないんだよね。」

か「ほんとその名のとおり飛び込みですね。いきなり押しかけるのに車なんて高価なもの買ってもらえたりするもんなんですか?」

先輩「たまにね。激ムズだけどね。話さえ聞いて貰えたら、日を改めてお店に来てくれるまでの技術は身につけたよ。」

か「え、めちゃくちゃ優秀層じゃないんですか!?それ!」

先輩「とってくる件数で見ればいい方だね。まだまだだけどさ。」

か「いやぁ凄いじゃないですか!なのになんでそんな会社辞めたいんですか?残業ハンパないとか?」

先輩「まぁそれもあるね。20時までいたのに19時までって書くの当たり前だし」

か「…それブラックって言われないもんなんですかね?」

先輩「ディーラーって何処もそんなもんだよ。でも、それはまだ許せるかな」

か「じゃあ何が嫌なんですか?」

先輩「飛び込み営業を強要してくるとこ。」

か「…え、営業の仕方って人それぞれじゃないんですか?」

先輩「いや、営業とはこうあるべきだっていうのを押し付けてくるんだよ。とってきた件数より、飛び込んだ件数とか断られた件数の方が評価される。『これが経験になるんだ!』って。」

か「いやいや、飛び込んだからって良い営業マンになれないでしょ。だって、いきなり営業マンが家に来られても、普通に考えたら嫌がるだけじゃないですか。心開いてないし。」

先輩「そこなんだよ。飛び込み営業自体、良い営業の方法じゃないんだよ。なのに、強要されるからしないといけない。」

か「それは辛いです。しかも契約した後からクレーム来やすいんじゃないですか?」

先輩「おおいよ。でもそれも、クレームが多い方が評価されやすいんだよ。」

か「…なんか頭イかれてますね。」

先輩「だろ?だから辞めてやるんだ。まだ辞めねぇけど。」

と、愚痴って帰られました。

今「働きがい」とか言われている時代にもまだこんな会社があるんだと驚いてしまいました。もうちょっと頭を使って評価方法などを変えたら、会社にとっても社員にとっても良くなるのに。

でも、先輩が「ディーラーってそんなもんらしいよ」と口癖のように言っていたように、この業界では当たり前と思われているから変えられないのではないかと思います。

おそらく、この会社は近い将来人事の仕組みや教育方法を変えていかないと、10年後くらいには経営の危機になるか、もしくはブラック企業のレッテルを貼られるかになると思われます。

先輩のような若手の「デキる層」は、すぐ転職しちゃいます。こんな会社でずっと働きたいとは思わないですからね。そして他の会社に引き抜かれます。残った社員は優秀じゃない普通層、そしてダメ社員です。このような状況で経営状態が良くなるわけがありません。厳しい経営状況になります。今まで変化出来なかった企業なのですから、そんな時にも社員の育て方を変えず、代わりに1人あたりの仕事量を増やすことになり残業を増やさせたり、効果の薄いはずの飛び込み営業をもっと強要させたりと、さらに間違った方向へ舵を切ります。

するとどうでしょう。経営状態はもっと悪くなり、そして社員満足度は最低に。皆辞め出すか、反乱を起こすか、とにかく何かしらの事件が起きるでしょう。

まだ社員"働きがい"を考えていない業界があるという意味では、僕の先輩と同じような営業の強制をしている企業は、人材育成の方法を少し変えるだけのことが一種のイノベーションになるのではないかと感じました。

どんなに給料が貰えたとしても、気分の悪くなる仕事なんてしたくないものです。ノイローゼになっちゃいます。

就活生は企業選びにこういう視点も必要ですよ!
今度こういう記事書きますね。

ではっ!

にんっ